あなたの人生の中で、
Mr.Childrenは
どんな音を鳴らしていますか?
Mr.Childrenと彼らを愛するファンとが繋がる映画を作れないか。
ステージ演出映像やライブ映像制作でMr.Childrenと長きに渡り仕事をしてきた、今回の監督を務める稲垣哲朗。
彼自身の、Mr.Childrenと共に歩んできた記憶と想いと感謝を込め、Mr.Children 「GIFT for you」は制作された。
今年開催された東京ドーム・ヤンマースタジアム長居の各公演や、彼らを支える関係者、
そして応募総数数千件のエピソードを元に取材したファンへのインタビュー映像など、
Mr.Childrenの30年と、彼らを愛する人たちの奇跡の物語となっている。
10年先も 20年先も 君と生きれたらいいな
デビュー30周年の記念日となる5月10日の東京ドーム公演ラスト、ステージ上で示された「Simple」の一節。
「これは誰の言葉だろうね」メッセージを見てふとつぶやいた桜井。
その場にいたひとりひとり、その場にはこられなかった人たちも含め、30年にわたってMr.Childrenと共に生きてきた「誰か」。
様々な「誰か」を想像し、音楽を通じ多くのファンとその人生に関わってきた、Mr.Childrenとファンが織りなす絆がそこには満ちていた。
「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」が幕を下ろしてから3ヶ月経った2022年9月。
最終公演2022.6.19のヤンマースタジアム長居でのライヴ映像を見返しているとそこに映るMr.Childrenとファンの皆さんの喜びに満ちた顔を見て涙が出た。
この会場のみならず全国の公演に集まった全ての人がどのような日々を過ごし、このライヴへ足を運んでいるのだろうか、そんなことを考えるとふと僕とMr.Childrenと一緒に歩んできたこの15年間の記憶が溢れ出し、不思議と感謝の想いが込み上げてきた。
この想いを何とか映像として形にできないだろうか、そんな気持ちが生まれた。
そこから間も無くMr.Childrenと自身のエピソードをインターネットを通じて投稿してもらう「GIFT for you」という企画を立ち上げた。
日本、海外から老若男女、数千件にも上るエピソードが瞬く間に集まり、想像以上の投稿があった。
様々な世代から集まったMr.Childrenへの想いを一言一句目を通していくと、その人達が綴る数々の「ありがとう」の言葉が目に入る。
この形のない愛情という贈り物を映像の根幹にするべきだと考えた。
エピソードを元にファンの方とWEBインタビューを敢行し、それぞれの想いを繋ぎ合わせ、重ねていく作業の日々。
そして企画立ち上げから3ヶ月、彼らの30周年イヤーを締めくくる年末に映画という形で全国の劇場にて公開することが叶いました。
「GIFT」の中にある「僕の方こそありがとう」という歌詞。
これは誰から誰に向けた言葉なのか、その「ありがとう」に込められた物語を1本1本花束のように重ねていった贈り物がこの「GIFT for you」という映像作品です。
デビュー30年の記念日となる5月10日東京ドーム公演、そしてツアー最終日のヤンマースタジアム長居のライヴ映像を交えながら、Mr.Childrenが30年間傾けてきた音楽への情熱、そしてその音楽と共に生き、愛し、愛した人々、全ての方の愛情と感謝を束ねて、この花束を贈ります。
映像監督
稲垣哲朗
Mr.Children
桜井和寿(Vo, G)、田原健一(G)、中川敬輔(B)、鈴木英哉(Dr)の
4人組ロックバンドとして1992年5月にミニアルバム「EVERYTHING」でメジャーデビュー。
2022年、デビュー30周年を記念し「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」を開催。
3年ぶりとなる全国ドーム&スタジアムツアーは、約60万人を動員した。